本日ご紹介したいのは、こちらの動画です。
「美しくなるチャンネル」さんによるもので、
この他にも、心にじんわりと響くような魅力のある動画を数多く公開されています。
前向きな言葉と、笑顔をたたえる彼の姿は、一度見ると、その温かい魅力が心に残り、ツボります。
不思議な魅力に満ちています。
さて、ここからは本題に入らせていただきます。
私は美容師という仕事をしております。
美容師にとって技術は非常に大切ですが、同時に接客業であるという側面も決して忘れてはならないと心得ております。
ただ技術を磨くだけで、お客様が自然とついてくださる、というほど単純な仕事ではないと認識しております。
お客様に選ばれ続ける美容師の方々は、基本的に接客においても優れた能力をお持ちだと感じております。
私自身も、お客様と直接関わる立場として、最近少し心に留まることがございました。
皆様は、最近のコンビニエンスストアでの接客について、どのようにお感じになりますでしょうか。
多くの方は素晴らしい対応をされていると感じる一方で、時に、やや気になる場面に出くわすこともございます。
特に若い世代の方の中には、時に、気だるそうに見えたり、
基本的な挨拶が聞かれなかったりするケースを散見することがございます。もちろん、これはごく一部の方であり、多くの方が日々熱心に業務に励んでいらっしゃることは承知しております。
先日、レジに並んで待っていた際のことです(残念ながら「いらっしゃいませ」の声はありませんでした)。
前のお客様がお会計を終え、いよいよ私の番になったのですが、「どうぞ」という声かけもございません。
ひとまずレジの前に進みましたところ、店員の方と目が合った後、特に言葉を発することなく、別の作業を始められました。
何かお忙しいのかもしれないと思い、そのまましばらく待っておりました。
(できれば、「少々お待ちください」といった一言があれば、より安心できたのですが。)
その作業が終わったのか、店員の方はレジの前に立たれました。
しかし、やはり何もおっしゃいません。「どうぞ」という言葉もありません。
これで良いのか、商品を出し始めても良いのか、戸惑いを感じました。
心の中で少しばかり釈然としない気持ちが残りながらも、そのままお会計をお願いし、コンビニを後にしました。
その際の、終始どこか気だるそうな態度や、一言も声を発されない様子に、
心の中で少しばかり釈然としない気持ちが残りました。接客業に身を置く者として、こうした経験は特に心に留まるものです。
反対に、別のコンビニエンスストアでは、レジの際に「今日、雨だって!!」と声をかけられたことがございました。
一字一句覚えているのですが、当初は私に向けられた言葉とは思いませんで、
思わず周囲を見渡してしまいました。しかし、どうやら私への声かけだったようで、少し驚きを感じました。
「そうですね!」と一言だけお答えして店を出たのですが、その時の対応は、どこかちぐはぐな印象を残しました。
こうした経験から、日本の接客サービスの現状について、ふと考えることがございました。
そんなことがあった後、群馬へ旅行に出かける機会がありました。
ある格安ホテルに宿泊した際のことです。そこのスタッフさんは外国人の方ばかりでした。
何かあった時に、きちんとこちらの意図が伝わるだろうかと、最初は少々不安に思いましたが、
受付から滞在中の接客に至るまで、全てが非常にスムーズで、質問にも的確に答えてくださいました。
フロントを後にしてエレベーターを待っておりますと、
先ほどのスタッフさんが上司の方から指導を受けていらっしゃる場面に遭遇しました。
「もっとこうした方が良い」「この時はこうするんだ」と、熱心に指導されている様子は、
向上心を持って業務に取り組む素晴らしい姿勢だと感じました。
この体験は、改めて、私たちが大切にしてきた「おもてなし」の心とは何かを問いかけるものでした。
現在、国際的な移民に関する様々な課題がございますが、
異国から来られて、ひたむきに努力されている方々が数多くいらっしゃることを実感します。
このままでは、技術や文化だけでなく、日本が培ってきた「おもてなし」の精神が、
異国の方に取られてしまうのではないかと、ささやかな懸念を抱きました。
私たちPANDOLAでも、日頃から接客やサービスについて深く話し合っておりますが、
本来日本人が大切にしてきた「おもてなし」の心を忘れずに、改めてサービスのあり方について、皆で話し合い、見つめ直していきたいと考えております。
もちろん、「おもてなし」の形は人それぞれであり、意図せずお客様に不快な思いをさせてしまうこともあるかもしれません。
そうした可能性も踏まえ、スタッフ間で密に意見を交わし、より良いサービスを提供するための改善策や最適な解決方法を、共に模索していく所存です。
まだまだ完璧とは言えませんが、PANDOLAの接客が、
日々精進し、お客様を心からお迎えできるよう、スタッフ一同、誠心誠意努めてまいります。
それでは、今回はこの辺りで失礼いたします。
多謝。